やはり言語は英語が基本
グローバライゼーションには2つの方法があります。
一つは世界を一つと見て、どんなマーケットにも同じようなメッセージを出していく方法。アメリカのアーティストの多くは普通この方法です。
もう一つはマーケットごとに異なるメッセージを出していく方法です。J.Y.Parkの「Globalization by Localization」はまさしくこれで、日本マーケット向けには日本でオーディションをおこなってデビューさせたNiziUがその典型ですが、最近ではセレーナ・ゴメスがスペイン語のシングルを出すなどもこれに当たります。
私は、アジアのアーティストがグローバル・マーケットでビッグになっていくためには「日本らしく」とか「日本独自の方法で」とかではなく、あくまでグローバル・マーケットの「王道」でいくべきだと思っています。このためには、現代のアーティストらしい英語表現が必要だと考えます。
BTSは2020年、世界で一番売れたアーティストになりましたが、これは彼らの音楽がK-Popだからではありません。彼らの音楽はグローバル・スタンダードに則って制作されており、1位になった「Dynamite」をはじめとする英語の楽曲ではきっちりとした、彼らのアーティスト・カラーにふさわしい英語で歌唱し、エレン・デジェネレス・ショーなどの一流のトーク番組に出演してもきっちりとした英語を話しています。
ONE OK ROCKのTAKAの英語もきちんとしたものです。
ことに最近のアメリカのシーンでは、歌詞が歌い手自身による言葉であり、これがはっきり聞き取れることがヒットの重要なファクターです。自然な英語が体に入れば、歌詞も伝わりやすくなるし、ステージのトークやインタビューも良くなります。
ポップ・ソングのアーティストにはそれにふさわしい単語の選び方やアクセントがあり、ロック・アーティストにはふさわしい語彙や発音があります。エンタテインメントマーケティング代表の勝口は、カリフォルニアの大学で学んだ後、日本の企業の英会話教師を経験しています。ホンダの二輪のワールド・グランプリ・チーム員へのレッスンなど、エンタテイナーの経験もあります。海外のライブのMCの内容をアーティストともに考えるなど、一般的な日常会話やビジネス英会話ではなく、アーティストがライブやスタジオ、インタビューの現場で使える英語を教えることができます。
日本で学んだ人の英語は「D」「J」「G」がすべて同じに聞こえてしまいます。「L」「M」「N」の発音が良くなると、歌詞もトークもぐっと聞きやすくなります。
解決法は実に簡単で、英語の唇と舌の使い方に慣れるだけです。これを習得すると、いまのように口の中に空気が貯まらずにスッと出ていくようになります。
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