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http://www.billboard.com/charts/hot-100

ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | June 05, 2021 | ChartExpress」は、

Billboard作成のSpotifyのBillboard Hot 100公式プレイリストは最近しばらく更新されていない。

1. 'Butter' BTS

2. 'Good 4 U' Olivia Rodrigo
3. 'Deja Vu' Olivia Rodrigo
4. 'Levitating' Dua Lipa Featuring DaBaby
5. 'Leave The Door Open' Silk Sonic (Bruno Mars & Anderson .Paak)
6. 'Peaches' Justin Bieber Featuring Daniel Caesar & Giveon
7. 'Save Your Tears' The Weeknd & Ariana Grande
8. 'Kiss Me More' Doja Cat Featuring SZA
9. 'Traitor' Olivia Rodrigo
10. 'Astronaut In The Ocean' Masked Wolf

今週の1位は初登場のBTSの'Butter'。

先週初登場1位のOlivia Rodrigoの'Good 4 U'が強いので今回は1位はムリかと思ったけれど、ARMYたちのパワーはすごい。

そのOlivia Rodrigoは9位にも初登場曲'Traitor'を送り込んでいて、トップ10に3曲が入っている。

かわりに、先週4曲がトップ10に入っていたJ. Coleは、ゼロ。
先週のJ. Coleにせよ、今週のOlivia Rodrigoにせよ、ビッグ・アーティストは、アルバムのリリースに伴って、収録曲のほとんどがHot 100に入り、そのうちの何曲かはトップ10に入るようになっている。
これは僕は本当にもったいないことだと思う。シングルとしてアルバムに先行しないでドカンと10曲とか12曲とかがストリーミングされるので、せっかく制作したアルバムが1週間ほどの短期間に消費されてしまうからである。
この反対がJustin Bieberのリリース・スケジュールである。現在のトップ・アーティストの中でも頻繁なリリースを繰り返し、つねに話題がある状態にキープしている。下図が2019年から2021年にかけてのシングルのリリース・スケジュールである。
自分一人の名義ではなく、自分の作品にもEd Sheeran、Dan + Shay、Ariana Grande、Chance the Rapper、Benny Blanco、Shawn Mendes、Daniel Caesar and Giveonといったアーティストをヒューチャーし、Gucci Mane、Chris Brownといった他のアーティストの作品にも多数参加している。
今のように「出せば必ずヒットチャート上位」とまではいかなかった2013年には、毎週リリースを10月から12月まで続けるという、おそろしいこともしていた。

アーティストは「曲」という単発ではなく「アルバム」というまとまった形で何かを表現したい、これは理解できる。
マネジメント側からすれば「レコーディングの時期」「プロモーションの時期」「ツアーの時期」「自作のレコーディングの時期」と期間がすっぱり区切られていた方が管理が楽だ。これも、この方が楽ちんだろう。
レーベルも、コツコツと1年中プロモーションをしているのではなくて、一定の時期に一定のアーティストのプロモーションに専念できれば、リソースを有効に使うことができる。
それぞれの言い分は良〜く理解できるのだけれど、せっかくの作品なら、短期で消費され尽くされるのは、実にもったいないと思う。
僕としては、Justin Bieberのようなリリース・スケジュールで勝負したいものである。