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http://www.billboard.com/charts/hot-100

ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | July 01, 2023 | ChartExpress」は、

個人作成のSpotifyのBillboard Hot 100のプレイリストは

1. 'Last Night' Morgan Wallen

2. 'Fast Car' Luke Combs
3. 'Calm Down' Rema & Selena Gomez
4. 'Flowers' Miley Cyrus
5. 'All My Life' Lil Durk Featuring J. Cole
6. 'Favorite Song' Toosii
7. 'Karma' Taylor Swift Featuring Ice Spice
8. 'Kill Bill' SZA
9. 'Creepin'' Metro Boomin, The Weeknd & 21 Savage
10. 'Ella Baila Sola' Eslabon Armado X Peso Pluma

今週も1位はMorgan Wallen'Last Night'で12週めですが、2位にLuke Combsの'Fast Car' が入り、カントリー・ミュージックが1-2となりました。カントリー・ミュージックが1位2位を占めるのはなんと42年ぶりだそうです。
Morgan Wallen & Luke Combs Make for Country Hits at Nos. 1 & 2 on Hot 100 for First Time in 42 Years [Billboard]
https://www.billboard.com/music/chart-beat/morgan-wallen-luke-combs-country-hits-top-two-hot-100-1235361461/

これをもって「カントリー・ミュージックの時代がやってきた」という人もいるのですが、これには2023年に入ってDrakeやNicki Minaj、Kendrick Lamar、Megan Thee Stallion、Lil Baby、21 Savageといったヒップホップ／R&Bの大物アーティストが作品を発表していないからだ、ということもあるようです。今週7月1日のチャートで2023年も下半期に入ったわけですが、21世紀に入って隆盛をきわめるヒップホップ／R&Bは2023年の上半期に1曲もナンバー・ワン・ヒットを生みませんでした。でも、ではこれをもって「ヒップホップ／R&Bの時代が終わり、カントリー・ミュージックの時代がやってきた」と即座には言えないようです。
Five Reasons Why 2023 Has Yet to Yield a No. 1 Hip-Hop Album or Single [Billboard]
https://www.billboard.com/music/rb-hip-hop/hip-hop-no-number-one-albums-singles-charts-reasons-why-1235350404/
カントリー・ミュージックは結局アメリカのローカル・ミュージックです。どんなにがんばってもローカル・ミュージックからは脱せません。もちろん「アメリカで十分に成果を出せればグローバル・ヒットなんていらないよ」というならそれでもいいでしょうけれど、もともとカントリー・ミュージックで活動していた　Taylor Swiftのような人はポップへの転換を図っているのです。
ローカル・ミュージックであるカントリーがアメリカで勢いがあるうちは、アメリカのチャートである「Hot 100」「Billboard 200」とグローバル・チャートが大きく違う、という事態が続いていくのでしょう。