コロナ後のライブは「密集」できない?
フジロックフェスティバルが今年は開催されました。よかった。
初日のこの画像を見て「密だ」「行かなくてよかった」という投稿が僕のタイムラインにあふれて、とても悲しい気持ちになりました。
http://fujirockexpress.net/21/p_2706
これは、「fujirockexpress.net」というフジロックフェスティバルのファン・サイトでのレポートにある、くるりが演奏中の写真です。悪意のある報道機関の写真じゃないので、実際こういう風に見えていたのだと思います。
この状態も「密」なんでしょうか?
同じ日に、ニューヨークでは「コロナ明けおめでとう」のフリー・コンサートがセントラル・パークで開かれました。
確かに、これならば「密」かもしれませんが。
コロナ以前は、日本でも「人が集まる」「行列ができる」ことは良いこと、とされる傾向があって、例えば美術展でも4時間とか5時間待ちの「行列のできる展覧会」が評判になったりしました。
https://www.huffingtonpost.jp/2016/05/20/ito-jakuchu-tokyo-metropolitan-art-museum_n_10059870.html
コロナを境に、人々の「密集」に対する考え方が大きく変わったように思えます。新型コロナウイルス感染症の感染が終結しても、こんな感じのオール・スタンディングで観客ギュウギュウのライブは、もうできないかもしれません。
https://xn--glay-yn4c8b9a8lo661apz3h.com/baggage-check-list3-2
ライブ会場も満員にはできずに、ライブのたびに生配信をするのが当たり前になってしまうかもしれません。アーティストも、スタッフも、コロナ後は、これまでの固定観念を捨てて、ライブ運営の新しい形を考えていかねばなりませんね。これこそが「ニュー・ノーマル」なのかもしれません。
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