Billboard Hot 100 の上位10曲 2021年09月25日付
http://www.billboard.com/charts/hot-100
ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | September 25, 2021 | ChartExpress」は、
Billboard提供のSpotifyのBillboard Hot 100公式プレイリストは、
1. 'Stay' The Kid LAROI & Justin Bieber
2. 'Way 2 Sexy' Drake Featuring Future & Young Thug
3. 'Bad Habits' Ed Sheeran
4. 'Knife Talk' Drake Featuring 21 Savage & Project Pat
5. 'Fancy Like' Walker Hayes
6. 'Industry Baby' Lil Nas X & Jack Harlow
7. 'Good 4 U' Olivia Rodrigo
8. 'Kiss Me More' Doja Cat Featuring SZA
9. 'Levitating' Dua Lipa
10. 'Girls Want Girls' Drake Featuring Lil Baby
Drake祭りは終了。先週トップ10中9曲を占めたDrakeは2曲に減り、1位には前週1位だったThe Kid LAROI & Justin Bieberの'Stay'が返り咲きました。
Drakeは、アメリカのHot 100ではまだトップ10圏内に2曲が入っているのですが、アメリカを除外したグローバル・チャートでは1曲も入っていません。Drakeの人気が北アメリカ限定のものであることがよくわかります。
かわりに入ってるのがBlackPinkのラッパーLISAのソロ・デビュー曲'Lalisa'です。
僕は、この曲には大半の歌詞が英語なのに肝心なところが韓国語なのが疑問です。どうして韓国語にこだわるのかな? このせいもあるのか、アメリカのHot 100では初登場で84位です。
このDrakeのように、せっかくの力作の未発表曲を「アルバム」という形でドカンと何曲も一斉に配信してしまうのは、現代においてはまったく意味がないのだけれど何故これをするのか、とても疑問に思います。
Drakeのアルバム'Certified Lover Boy'には21曲が収録されていて、ポテンシャルの高い曲も多数含まれています。
フィーチャリング・アーティストも、Young Thug、Lil Baby、Giveon、JAY-Z、Travis Scott、Futureなど人気のアーティストばかり。21曲をまとめた発表してしまうからヒットチャートの「祭り」は短期間に終わってしまうし、おそらくストリーミング再生回数も短期のうちに下がっているものと思われます。
「アルバム」として発表するのは、クラシックのように1曲1曲がとても長く、特に交響曲のように4楽章揃って1曲で総演奏時間が長いものとか、1曲1曲ではなくて10曲まとめて一つのメッセージを発信する、たとえばミュージカル、などというのなら「アルバム」単位での発表は理解できますし、そうするべきだと思いいます。でもDrakeのアルバム'Certified Lover Boy'には、そういった要素は感じられません。
現代の人々は「イントロ短くいきなり声が聞けて」「3分くらいでとっとと聞き終わ」って次の曲にいく、という聴取スタイルが身についているので、これに合わせた発表の仕方をするべきなのです。
Drakeの21曲が毎週とか隔週ペースで1曲1曲発表されていれば、毎回大きな話題になるし、もし実は「1曲で伝えられないメッセージがあった」と全曲発表後に明らかにすれば、それはそれで話題にできたと思うのです。こういう発表のしかたは大いなる機会損失だと、僕は思います。
おそらくアーティストの何かのこだわりがあって、このようなアルバム単位での発表になっていると思うのですが、僕はスタッフとしてはアーティストを説得して曲単位での発表にするべきだったと考えます。
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