Billboard Hot 100 の上位10曲 2021年08月28日付

Billboard Hot 100 2021/08/28付
http://www.billboard.com/charts/hot-100

ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | August 28, 2021 | ChartExpress」は、

Billboard作成のSpotifyのBillboard Hot 100公式プレイリストは、

1. 'Stay' The Kid LAROI & Justin Bieber
'Stay'
2. 'Bad Habits' Ed Sheeran
3. 'Good 4 U' Olivia Rodrigo
4. 'Rumors' Lizzo & Cardi B
5. 'Kiss Me More' Doja Cat Featuring SZA
6. 'Levitating' Dua Lipa
7. 'Industry Baby' Lil Nas X & Jack Harlow
8. 'Butter' BTS
9. 'Deja Vu' Olivia Rodrigo
10. 'Montero (Call Me By Your Name)' Lil Nas X

今週も1位はThe Kid LAROI & Justin Bieberの'Stay'。先週から連続2週の1位です。
東京でのオリンピックが終わり、パラリンピックが始まりました。これを見ていて今になって違和感を覚えるのは表彰式に国旗が掲揚されたり、メダルの獲得数が国ごとに発表されることでした。
各選手は確かに国の代表なんでしょうけれど、個人の頑張った結果はいまや決して国家の力とは関係ないと思えるからです。
The Kid LAROI & Justin Bieberの'Stay'は「ソロのオーストラリアのアーティストとしてはRick Springfieldの'Jessie's Girl'以来の40年以上ぶりの快挙だ」という記事も散見されますが、これにも同じような違和感を覚えます。

<NEWS> The Kid LAROI & Justin Bieber's 'Stay' Hits No. 1 on Billboard Hot 100
https://www.billboard.com/articles/news/9612247/kid-laroi-justin-bieber-stay-number-one-hot-100/

別に、オーディエンスはThe Kid LAROIがオーストラリア人だからこの曲を聞くわけでもJustin Bieberがカナダ人だから聞くわけでもないのです。The Kid LAROIだから聞くわけだし、Justin Bieberだから聞くのですよね。
K-Pop、特にBTSが世界中で大流行してからというもの、日本の音楽界では「日本らしさを出して世界進出」というようなことを言う人がとても増えていますが、国なんて関係ないです。「日本らしさ」なんてどうでもいいです。
もちろんアーティストが唯一無二である必要がありますから、独特の強い個性がないと生き残っていけませんが、それは決して「日本らしさ」とは限らないはずです。
ONE OK ROCKを聞いている世界中の人も、BABYMETALを聞いている世界中の人も「日本らしさ」を感じて聞いているわけではないんです。
アーティストは「日本らしさ」なんて気に留めずに、自分のいいと思うものをどんどん世に出していけばいいと思います。

今週トップ10圏内初登場は1曲。4位のLizzo & Cardi Bの'Rumors'。「田舎者の白人野郎」を強烈にDISった曲です。

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