Billboard Hot 100 の上位10曲 2024年11月09日付

Billboard Hot 100 2024/11/09付

http://www.billboard.com/charts/hot-100

Bilboard Officialの「Billboard Hot 100 Top 10 Countdown for November 09, 2024 | Billboard News」は、

個人が作成したSpotifyのBillboard Hot 100プレイリストは
https://open.spotify.com/playlist/6ZkTORGQnmh5ZyVlonudfP?si=b85fd319257a43a5

1. 'Love Somebody' Morgan Wallen
'Love Somebody' Morgan Wallen
2. 'Die With A Smile' Lady Gaga & Bruno Mars
3. 'Birds Of A Feather' Billie Eilish
4. 'Espresso' Sabrina Carpenter
5. 'I Had Some Help' Post Malone Featuring Morgan Wallen
6. 'Lose Control' Teddy Swims
7. 'St. Chroma' Tyler, The Creator Featuring Daniel Caesar
8. 'Love Somebody' Morgan Wallen
9. 'Taste' Sabrina Carpenter
10. 'Noid' Tyler, The Creator

今週の1位はMorgan Wallenの'Love Somebody'です。


トップ10にはTyler, The Creatorの2曲が初登場しています。

アメリカの大統領選挙では、ドナルド・トランプが大勝をおさめました。現在まだ開票中の議会の選挙でも、上院下院ともに共和党が優勢となる「トリプル・レッド」が実現しそうです。
CNNのアメリカの選挙開放速報(現地時間11月8日)

(CNNの開票速報:アメリカ時間11月8日現在)

https://edition.cnn.com/politics/live-news/election-trump-harris-11-08-24/index.html

こうなるとトランプの政策が議会でストップされる可能性が非常に低いわけです。
トランプの公約は「Make America Great Again」で、こうなると外国の企業やアーティストの活動が制約を受ける、つまりやりづらくなることが予想されます。
中でも問題なのはビザです。アーティストに直接関係あるビザはOビザ、またはPビザですが、これも取得しづらくなる可能性があります。一方で為替はアメリカ製品の輸出がしやすくアメリカ外製品の輸入がしづらくなるように誘導するのですからドルが安くなります。お金を日本で稼いでアメリカでプロモーションに使うのならば、これが少し楽になるはずです。
もはや日本のマーケットだけでは限界が見えている今、日本のアーティストは日本国外に目を向けています。その中で我々エンタテインメントマーケティングはアメリカを中心に活動してきました。
その理由は、アメリカは世界のトレンドを作る国であり、アメリカでトップになったアーティストは世界を制覇するからです。
また、アメリカは1国で安定的に3億人にもリーチができる数少ない国です。ヨーロッパには人口が1億人を超える国は1国もありません。アジアに目を向けると中国やインド、インドネシアといった人口が多い国はあるのですが、政治によってビジネスが急に締め出されたり、超貧困層が多くターゲット顧客が実は少ないという実態があります。
さらに、ヨーロッパやアジアと違って国ごとに言語やルール、商習慣、文化の分断が異ならないので、横展開が比較的しやすいというメリットがあります。
ドル安になってアメリカでのプロモーションに要する費用が日本円ベースで安くなればこれはチャンス、とも思えるのですが、我々エンタテインメントマーケティングにはいま少し迷いが入っています。
僕らはロサンゼルスをベースにしています。ロサンゼルスのあるカリフォルニア州は民主党の支持が強い州です。国民の過半数はトランプに投票しているというのに、その人々の声がここにいると信じられないのです。アメリカには、トランプが言うように「移民は猫を食べている」と思っている人たちが確実にいてこれが多数派なのだということが今回の選挙で浮き彫りになったわけです。こういう人にに音楽を売り込むのか、と思ってしまうのです。
前回の選挙で負けたときに、トランプは選挙結果を暴力で覆そうとしました。これを「民主主義的でない」と感じるのと同じくらい、アメリカ国民の多くは、富める者がさらに富み、労働者がインフレにあえぐ今のアメリカ社会を「民主主義的でない」と思っているのだと言うことがわかったわけです。
移民は猫を食べていると思っている人たちに音楽を売り込むことに注力するのかどうか、もう少し考えるようにします。

一方で、僕らは「音楽マーケットにおけるロックの復権」を待望しています。アメリカではこれはいましばらく実現できそうもないけれど、ひょっとしたらヨーロッパならこれが可能かもしれません。ドイツではLinkin Parkの復活シングル「The Emptiness Machine」が9週1位になっている他、数多くのロック・ソングがヒット・チャートに入っています。

Offiziele Deutsche Charts (Single)

https://www.offiziellecharts.de/

こういうマーケットにもっと積極的に展開することも考えていきます。

Billboard Global 200 2024/11/09付

Billboard Global 200 ex. U.S. 2024/11/09付

 

 

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