Billboard Hot 100 の上位10曲 2023年01月28日付

Billboard Hot 100 2023/01/28付
http://www.billboard.com/charts/hot-100

ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | January 28, 2023 | ChartExpress」は、

一般の人が作ったBillboard Hot 100のプレイリストは

1. 'Flowers' Miley Cyrus
 Miley Cyrus 'Flowers'
2. 'Kill Bill' SZA
3. 'Anti-Hero' Taylor Swift
4. 'Creepin' Metro Boomin, The Weeknd & 21 Savage
5. 'Unholy' Sam Smith & Kim Petras
6. 'I'm Good (Blue)' David Guetta & Bebe Rexha
7. 'Die For You' The Weeknd
8. 'Rich Flex' Drake & 21 Savage
9. 'Bzrp Music Sessions, Vol. 53' Bizarrap & Shakira
10. 'As It Was' Harry Styles

今週の1位は初登場でMiley Cyrusの'Flowers'です。2023年の実質1曲めのナンバー・ワン・ヒット曲です。
Miley Cyrusが1位になったのは2回目です。前回は2013年の'Wrecking Ball'で、なんともう10年も経過しています。しかも初登場1位は初です。

この10年間、もちろん音楽活動はしていましたし、Saturday Night Liveのゲスト司会者を務めるなどの活動もしていました。かつての大スターが久々にチャートのトップに、しかも初登場1位になるとは一体どういう要因なのかと、Billboardでもページを割いています。
https://www.billboard.com/music/chart-beat/miley-cyrus-flowers-number-one-five-burning-questions-1235205271/

歌詞が離婚した前夫とのことを歌っていてゴシップ的な要素があるとか、この10年間に何度か音楽の方向を変えてきたけれど今回これが当たったのだとかと評者たちは書いていますが、私としては
1. ラジオに強い
2. 1月のリリースである
3. やはり作品に力がある
の3つを上げたいと思います。
まず「ラジオに強い」ということですが、数字を見てみるとこの曲はストリーミングは5260万回、デジタル・ダウンロードは7万回に対し、ラジオのエア・プレイが3350万回もあるのです。ラジオのエア・プレイを重視するBillboardでは、これは上位に来やすい傾向です。
次に「1月のリリースである」こと。最近のアメリカの音楽業界では「冬は音楽が聞かれない」という分析結果が出ているため、他のビッグ・アーティストがリリースを控える傾向になるのです。ヒット・チャートはあくまでも相対的なものですから、いくら聞かれていても更にそれよりも聞かれている曲があればトップにはなれません。
最後に「やはり作品に力がある」こと。いくらアーティストがラジオに強く、他のビッグ・アーティストのリリースがないと言っても、作品力がないと、ラジオでもかからないし、リスナーも聞きません。結局、音楽の方向性が今の時代に合っている、作品力のある楽曲だということに尽きてしまうのです。

もう1曲、トップ10初登場はBizarrap & Shakiraの'Bzrp Music Sessions, Vol. 53'です。

キャリアの長いShakiraですが、トップ10入りはBeyoncéと共演した'Beautiful Liar'が2007年に最高3位まで上って以来久々です。こちらは16年ぶり、ということになりました。

Billboard Global 200 2023/01/28付

Billboard Global 200 ex U.S. 2023/01/28付

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