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http://www.billboard.com/charts/hot-100

ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | January 14, 2023 | ChartExpress」は、

一般の人が作ったBillboard Hot 100のプレイリストは

BillboardのSpotifyの公式Billboard Hot 100プレイリストは、

こちらは原稿を書いている2023年1月15日午前10時2分現在更新されていません。

1. 'Anti-Hero' Taylor Swift

2. 'Unholy' Sam Smith & Kim Petras
3. 'Kill Bill' SZA
4. 'I'm Good (Blue)' David Guetta & Bebe Rexha
5. 'Rich Flex' Drake & 21 Savage
6. 'Creepin'' Metro Boomin, The Weeknd & 21 Savage
7. 'As It Was' Harry Styles
8. 'Die For You' The Weeknd
9. 'Bad Habit' Steve Lacy
10. 'Cuff It' Beyonce

今年最初のヒット・チャートです。クリスマス週の集計が含まれている1月4日付チャートはこの際無視します。
1位にTaylor Swift、The Weekndがトップ10に2曲入っている、というノーマルなチャートです。

注目の曲は4位のDavid Guetta & Bebe Rexhaの'I'm Good (Blue)'です。
EDMのブームはすっかり去って、以前はヒット・チャートの上位を賑わせていたEDMプロデューサーの名前を目にする機会も減りましたが、久しぶりにDavid Guettaが出てきました。

この曲は、とにかく音がいいです。ラジオで聞いていても、ストリーミングでも、他の曲と比べて、ポーンと音が前に出てきます。
最近はLo-Fiというか、一個一個の楽器の音をはっきりさせずに滲ませて、歌詞も少し聞きづらいくらいヴォーカルを引っ込めるミックスが流行っているのですが、この曲は違う。ピアノのリフから始まって、ヴォーカルの一音一音もくっきりしていて好感が持てます。

もう一曲。アメリカでは46位ですが、グローバルで4位、グローバル・チャートからアメリカを抜くと1位のRema & Selena Gomezの'Calm Down'です。

Remaはナイジェリアのアーティストです。この曲のオリジナル・バージョンは2022年2月にナイジェリアのレーベル、 Mavin Records、Jonzing Worldからリリースされました。レーベル自身の努力もさることながら、ディストリビューターのVirgin Musicの力が発揮され、ベルギー、オランダ、ポルトガル、ルーマニアなどのヨーロッパ各国で1位になりました。
オリジナル・バージョンのビデオはこれです。

半年が経過した8月にはSelena Gomezが加わったリミックスが発表されました。

これにはレーベル、Virgin Musicの他にインタースコープ・レコードもチームに加わり、プロモーションを展開しました。また、エージェントであるWMEとCAAも協力したとのことです。
しかしなんと言っても大きいのは、アーティスト自身がTikTokやInstagramのReels、Snapchatのクリエイター・コミュニティと直接コミュニケーションを取ってきたことだといいます。
昨年2022年には「Billboard U.S. Afrobeats Songs」というヒット・チャートのカテゴリーも創設されました。K-Pop、ラテン、といったこれまでのアメリカで馴染みのなかった音楽ジャンルが注目されてきている、その最先端がアフリカなのです。
（参考記事：How Rema’s ‘Calm Down’ With Selena Gomez Conquered the Global Charts　[Billboard Pro有料記事）
https://www.billboard.com/pro/rema-selena-gomez-collab-calm-down-conquered-global-charts/