Billboard Hot 100 の上位10曲 2022年10月22日付
http://www.billboard.com/charts/hot-100
ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | October 22, 2022 | ChartExpress」は、
BillboardのSpotifyの公式Billboard Hot 100プレイリストは、
1. 'Bad Habit' Steve Lacy
2. 'Unholy' Sam Smith & Kim Petras
3. 'As It Was' Harry Styles
4. 'I Like You (A Happier Song)' Post Malone Featuring Doja Cat
5. 'You Proof' Morgan Wallen
6. 'I Ain't Worried' OneRepublic
7. 'Sunroof' Nicky Youre & dazy
8. 'Super Freaky Girl' Nicki Minaj
9. 'The Kind Of Love We Make' Luke Combs
10. 'Vegas' Doja Cat
今週も1位はSteve Lacyの'Bad Habit'。
トップ10初登場曲は10位のDoja Catの'Vegas'。
ここのところ何回かアメリカのヒット・チャートとグローバル・チャートの比較に関して書いていますが、今週は、この二つは全く別物になっています。
世界のレコード・ビジネスは2020年から2021年の1年間に18.5%成長しました。あらゆる産業の中で年率18.5%の伸び率を示す産業はほとんどないので、レコード産業は現状すばらしい産業です。
IFPIの「グローバル・ミュージック・レポート 2022」から https://globalmusicreport.ifpi.org/
伸び率を世界の地域別に見ると、ラテン・アメリカが31.2%、中東と北アフリカが35.0%と群を抜いており、アメリカ&カナダの22.0%、アジアの16.1%、ヨーロッパの15.4%の遥か上をいっています。
アジアに関しては特に言及が必要で、日本を除くアジアでは24.6%の伸び率を示しており、日本の成長の鈍さがこの地域の足を引っ張っていることになります。
これまでの欧米中心の画一的なレコード・マーケットが言語ごと、地域ごと、国ごとなどのマーケットに分かれていっているのです。
「スペイン語圏だけでも食える」「ラテン・アメリカだけでも食える」「メキシコだけでも食える」となれば多額の費用をかけて他の言語圏、や地域、国を越えなくてもアーティストは成立してしまうわけです。
これからはアメリカとかイギリス、ヨーロッパだけではなく、全世界の各マーケットの動向を注視して、アーティストは自分に合ったマーケットを見つけて、ここを重点的に攻めていくという、ややこしい時代になりそうです。
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