Billboard Hot 100 の上位10曲 2022年03月05日付
http://www.billboard.com/charts/hot-100
ChartExpressが公開している「Billboard Hot 100 Single Charts | Top 10 | March 05, 2022 | ChartExpress」は、
Billboard提供のSpotifyのBillboard Hot 100は、
1. 'We Don't Talk About Bruno' Carolina Gaitan, Mauro Castillo, Adassa, Rhenzy Feliz, Diane Guerrero, Stephanie Beatriz & Encanto Cast
2. 'Heat Waves' Glass Animals
3. 'abcdefu' GAYLE
4. 'Easy On Me' Adele
5. 'Super Gremlin' Kodak Black
6. 'Stay' The Kid LAROI & Justin Bieber
7. 'Ghost' Justin Bieber
8. 'Shivers' Ed Sheeran
9. 'Bad Habits' Ed Sheeran
10. 'Cold Heart (PNAU Remix)' Elton John & Dua Lipa
トップは先週と変わらずディズニーの子ども用映画の曲'We Don't Talk About Bruno'。
うれしいのは2位にGlass Animalsの'Heat Waves'がやっと入ってきたことです。この曲は2020年6月発売なので、 アメリカで上位に入るまで相当時間を要していますね。これはひとえに彼らがイギリスをベースに活動しているからですね。
ちなみに、この曲はグローバルでは1位です。
日本のバンドに「自分たちの音楽はアメリカというよりイギリスのほうがテイストにあっているから、本拠地はアメリカではなくてイギリスのほうが良いのではないか」という相談を受けることがあります。じっくり活動をしていくのなら、そしてロンドンの気候や街の雰囲気が耐えられるのなら、僕はイギリスでも良いと思います。でも、イギリスをベースに活動するアーティストがグローバル・チャートの上位に入るまでにはまず「イギリス予選」を戦わなくてはなりません。たとえばSam Smithがアメリカでメジャーになるずっと前から彼はイギリスやヨーロッパではスターでした。イギリスやヨーロッパの人にとってはSam Smithがグラミーの新人賞を獲ったのが不思議な印象だったと思います。
ここしばらくでBillboardの上位に立ったイギリス・ベースのアーティストはEd SheeranやDua Lipaなど、ほんの一握りです。
「グローバル」を狙うなら、シェアの大きなアメリカのマーケットはどうしても外せませんね。このグラフは、世界の音楽市場に占める各国の比率を表したものです。
https://www.countriestoday.com/largest-music-industry/
「次にイギリスからアメリカに出ていくアーティスト」一番手は、なんと言ってもRina Sawayamaでしょう。
昨年2021年にはElton Johnとコラボレーションしたり、
2022年2月にはCharli XCXとコラボレーションしたりしています。
名字から推測できると思いますが、彼女は日本国籍。4歳の時に家族の仕事にともなってロンドンに移り住んだのですが、ロンドンでの生活の方が自分にフィットしていたので、その後も母親と一緒に現地に残り、ケンブリッジ大学まで行ったのですから、そうとう頭のいい人なんでしょう。学生時代から音楽を作り始めて、大学卒業後はアーティストとして本格的に活動開始し、作詞、作曲、プロデュースからミュージック・ビデオの監督までを全て自身で手掛ける人です。
彼女の日本での権利はAvexが持っているようですので、我々は何もお手伝いできませんが、すごく期待しているし、応援しています。
なにせ、Metallicaの'Enter Sandman'のカバーもリリースしているくらいですから、ハートは「ロッカー」です。
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