デュア・リパ、ONE OK ROCK、ビリー・アイリッシュ……他のアーティストはどのように曲作りをしているのでしょうか?
曲を作る人は誰しも、煮詰まってしまってどうしても曲が書けなくなるときがあります。こんなときに「他の人はどうやって曲を作っているのだろう」と気にななりませんか?
デュア・リパ
Netflixの番組「SONG EXPLODER」(音楽を紡ぐ人)は、さまざまなアーティストの曲作りの過程を見せてくれます。
NETFLIXのページは
https://www.netflix.com/title/80992997
YouTubeの予告編はこちら。
このシリーズは
シリーズ1では
- アリシア・キーズ
- リン=マヌエル・ミランダ
- R.E.M.
- タイ・ダラー・サイン
の4アーティスト、
シリーズ2では
- デュア・リパ
- ザ・キラーズ
- ナイン・インチ・ネイルズ
- ナタリア・ラフォルカデ
の4アーティストの曲作りをじっくり見せてくれます。
特におすすめはシリーズ2のデュア・リパです。
コライティングによって、曲の最初のアイデアがどのように広がり、どのように再構成されていくのかがとても良くわかります。
ほとんど曲が完成したかな、と思うタイミングでデュア・リパが「A-B-C」という曲の構成をバッサリ切って変えてしまうところも出てきます。もうほとんど曲は出来上がっているわけですからコライターたちは大騒ぎです。こうやってクリエイティブを磨いていくのだな、ということがよくわかります。また、デュア・リパは単なる歌姫ではなくて、素晴らしいクリエイターなのだということもわかります。
ONE OK ROCK
コライティングといえば、ONE OK ROCKの「Renegades」のメイキング・ビデオ#1では、ONE OK ROCKのTAKAさんとエド・シーランのコライティング風景を覗くことができます。
同じメイキング・ビデオ#2ではレコーディング風景が出てきます。この中でプロデューサーからヴォーカルのTAKAさんがサビの「I'm not afraid」という歌詞の「"afraid"の最後の"d"をもっとはっきり歌ってくれ」とリクエストされるシーンがあります。そうです。英語の歌の作り方で語尾は重要なんですよね。
ビリー・アイリッシュ
コライティングととても遠い作り方をしているのがビリー・アイリッシュです。彼女と兄のフィニアス・オコネルが曲を作っていく様子がApple TVの「The World's A Little Blurry (ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている)」で見られます。
YouTubeの予告編はこちら。
ビリーはしょっちゅう「歌いたくない」って言うし、兄のフィニアスは「このアルバムで売れたいんだ」とはっきり言います。ヴォーカルのレコーディングは自宅やツアー先のトレーラーハウスの中で行われます。このときのビリーはとってもお行儀が悪くって、普通ならマイク・スタンドで吊るして使うようなプロのマイクを手で鷲づかみにして歌ったりします。
曲作りには「これでなければならない」という方法なんてありません。みんな自由に作れば良いのです。でも、たまには気になる他人のお作法をちょっと見てみましょうか。
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